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複雑に入り組む民族の歴史が沈殿した固有の音楽と言語を持つ伊仏西にまたがる豊穣の地オクシタニア。そんなオクシタニアの懐の深さをもりもり感じさせる怪盤がこちら!... |
Gruppo Folk Internazionale、Ensemble Havadiaといった、汎地中海民族音楽を斜めに切り込む一連の先鋭的なトラッドバンドの仕掛け人のひとりAlfredo Lacosegliaz。そんな急進派... |
Crammed DiscsやLes Disques Du Crepusculeといった名物レーベルを拠点に発展したベネルクス三国発の耽美ミニマルシーンを最もディープに体現したバンドのひとつMecanoの最初... |
イングマール・ベルイマンの53年の映画『道化師の夜』をバンド名に冠した全く無名のスウェーデンのバンドGycklarnas Afton。GA-Produktionなる自主レーベルから80年に発表した作品... |
ロンドンを拠点に高次の宅録実験に取り組む怪人Robert Storey(aka Rob Murphy)。The HomosexualsやFamily Fodderといった拠り所のない端境のグループに接続された... |
現在は都市文化と入り混じって有象無象あらゆる進化系が日々生み出され続けているラーオ族の伝統民謡ラム(モーラム)と、日本の笙の先祖でありオルガンの原型とされるケーン... |
プレヒスパニックに遡る魂の探求と最先端の音響的実験を結ぶ、Jorge ReyesやArturo Mezaに代表される現代メキシコ音楽の新たな地平から現れ... |
ノルウェーの作曲家/プロデューサーAlf Emil EikがHarvestに残した79年作。ディープなプログレリスナーにはシンフォニックロックの隠れた良作として一部で知られた存在でしたが... |
ポルトガルの伝統的な打楽器を操る打楽器奏者であり、ポルトガルが国を挙げて支援する伝統太鼓集団Toca Rufarの仕掛け人でもあるRui Junior。海を渡り南米フォルクローレのリズムを生んだ... |
マダガスカルの上あたりに浮かぶインド洋の楽園セイシェル諸島の音楽を収録した78年のレコード。アフリカ由来の土着成分に加えて、アラブや西洋旧宗主国からの影響、さらにイ... |
ポルトガル植民地時代のアンゴラに生まれ、亡命先のフランスではColette Magnyらヨーロッパ最前衛の歌手や詩人に混じって列強のアフリカ植民地支配を痛烈に非難するフォークソン... |
マルセイユの電子音楽家Jacques DiennetがスイスのHat Hut Recordsび名物ボックスシリーズに残した87年の二枚組作品。ライヴエレクトロニクスとインプロヴィゼイションが融合した... |
陶製の碗に水を入れて調律したものを音階順に並べて木の棒で打つ、インド最古の楽器のひとつとも言われるどんぶり打楽器ジャルタラングによる南インド古典音楽。演奏は数少ない... |
映画のサントラとして作曲されるも、実際に劇中に使われることは無かった音源をBrian ENOのObscureシリーズの6番として76年に発表した『Decay Music(減衰する音楽)』... |
むきだしの電気と特濃のファンクネスが酸化反応した初期の天然どサイケファンク路線から、意味不明のおかずがてんこ盛りのエラーディスコ期を経て、最後はそんなこんなを軽く... |
ノルウェー東部の内陸地域Osterdalenに伝わる伝統的な古民謡や舞踊曲に、若かりし頃のJan Garbarekら当時新進気鋭のノルウェージャズシーンの精鋭が挑んだ75年の作品。... |
しゃもじみたいな木片を弓で奏でる創作楽器ダクソフォンの発明者であり、ギターの音具としての性能をほとんど子供みたいな好奇心と工作センスで再発見した希代のギターカスタ... |
タイトルはユーゴスラヴィアとなっていますが、東ヨーロッパ民族の中でも特異な多声音楽文化を持つことで知られるアルバニア人の音楽を旧ユーゴ領内で録音した81年のレコード... |
かつてはクメール文明の中心として栄え、タイやバリのガムラン音楽へ受け継がれる東南アジア音楽の基礎部を築くも、内戦によって伝統文化のほとんどが絶滅してしまったカンボジ... |
音楽家のみならず料理人や大道芸能まで巻き込みながらARFI(想像的民族音楽探求協会)へと進化していく南仏産民族性即興音楽の仕掛け人のひとりであり、Colette Magnyとの73年の... |