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Ossiach Live

巨匠作曲家Friedrich Guldaによって、オーストリアのオシアッハ村を舞台に68年から71年の間に三回に渡って開催された、伝説の国際音楽ミーティング『Internationales Musikforum Ossiacher See』。全11日間という空前の規模で行われた71年の第三回大会より、選りすぐりの名演を収録した三枚組。Tangerine Dream、Weather Reportの他、ジャズとベドウィン楽団の異種混成アンサンブルで参加のGeorge Gruntz、宇宙的律動を放つサイキックドラミングに圧倒されるAnima、さらにルーマニアの古楽合唱団、チュニジアの民族音楽団を含む、古今東西が交わる濃密な音楽空間。強力!

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180
180 I Sonnj Sunadori

60年代に巻き起こった民族復権の動きと、伝統的な唄の文化とが結びついて急速に発展を遂げた、コルシカンポリフォニーとも呼ばれるコルシカ島名産の多声合唱の響き。島外へと活動の場をひろげるグループも出てくるなか、ローカル色の濃い活動を展開した地域楽団E Voce Di U Cumune。自主制作による82年の二枚組。古代の写本に記されていた譜面を基に、復元したコルシカ原産の古楽器セテラをはじめとする伝統楽器の響きと、コルシカの言葉で綴られるご当地民俗オペラ。試聴は、祈りの風景や村祭りの賑わいに、汎地中海性の唄の風土が色濃く滲む一幕。力強く迫ってくる臨場感あふれる録音も圧巻。大推薦盤!

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John Cassavetes' Faces

『アメリカの影』ではCharles Mingusを起用しているジャズ通のJohn Cassavetes監督が、私財を投じて撮影したインディペンデント映画の草分け『Faces』('68)のサウンドトラック。圧倒的なスタジオワークで異彩を放っているのは、テープ編集を駆使した音響錬金術で絶頂期Miles Davisを異次元に高めた鬼才プロデューサーTeo Macero。映画に着想を得てTeo Macero自ら編曲した楽曲を含む全10曲。試聴は、悪魔的に冴えわたる音響づかいで空間を揺さぶる極上のムードジャズから。John Cassavetes本人もピアノ奏者(変名Jay Cee)として一曲参加。ジャケはお部屋に飾ろう!大傑作!

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180
180 School

カントリーやウェスタンを取り込んだ唯一無二の即興進化(退化?)実験に取り組むギター/バンジョー奏者であり、奇人変人列伝の殿堂入りも確実な希代のアウトサイダーEugene Chadbourne。米国における初期即興実験の最重要コレクションとなっている自主レーベルParachuteの4番として発表された、78年の二枚組。共演のJohn Zornはこれがデビュー作であり、ビリヤード、アーチェリー、ホッケー、そしてコブラへと連なる、予め決められたルールに基づいて即興演奏を構築するゲームピースシリーズの最初期作としても重要な一枚。Duke Ellingtonの古典『Solitude』のしんみり染みる宅録調の爪弾きもあり。

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Pieces For Acoustic Instruments And Synthesizers

逸脱ニューウェイヴから作為的お手軽音楽へと変貌していった、90年代以降のFreiwillige Selbstkontrolle(F.S.K.)の主要メンバーでもある、作曲家/ドラム奏者Carlo FashionことCarl Oesterhelt。ご当地レーベルから発表された01年作のオリジナルデッドストック。アフリカ〜バルカン〜アジアあたりの仮想景色を巡る、想像上の旅に擬えた箱庭的エキゾファンタジー。踊れるMoondogといた趣きの『Szechwan Cha-Cha』をはじめ、あえて西洋音楽マナーに倣った器楽編成やミニマリズムの独自解釈が醸し出すストレンジモダンな味わいもあり。20年余りの追熟期間を経て今が食べ頃。大推薦盤!

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180
180 M58

ザ・精子ってグループ名で逮捕者も出すほどの公然猥褻パフォーマンスを繰り広げた70年代前衛期のお騒がせな活動を経て、80年代からは、ドラムマシン、シンセ、自身の信仰するチベット仏教の精神性をちゃんぽんする謎の宅録実験に取り組んだ、フィンランド偉人変人列伝の筆頭Pekka Airaksinen。膨大な宅録音源をCD-R化し黙々とセルフリリースしていた90年代の自主盤群の一枚となる96年作(録音は80年)。遥か彼方の星々に想いを巡らせたシンセの独演。狂気の煌めきを宿した電子音の揺らめきと、意識下にじっとりと忍び入ってくる濃密な静寂に覆われた全16曲。試聴は、『M64(黒眼銀河)』から。サイキック!

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Löwenherz

UnknownmiXをはじめとする急進的なポストパンクグループが台頭する80年代チューリッヒの地下シーンを先導した異才、Karl Löwenherz。サウンドトラック、劇場音楽、宅録風の断片的演奏を含む私蔵音源を二枚のLPにまとめて発表した83年作。抜き身のエレクトロニクスを中心に、犬の櫛、タイヤチェーン、定規などガラクタもろもろフィーチャー。同氏が率いたチューリッヒポストパンク最重要グループのひとつDressed Up Animals結成前夜の録音であり、行き先不明の創作エネルギーの迸りをビビッドに感じることができる強力な内容。矢継ぎ早に転調していくコラージュ的構成も◎。大推薦盤!

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180 Parlez-Moi D'Humour

ポストフリーを模索する動きに接続された仏ジャズシーンでの活動で知られるキーボード奏者/作曲家であり、Jean MessagierやLadislas Kijnoと共に活動した抽象表現主義の画家としてキャリアも併せ持つ、フランスの異才Yves Hasselmann。ヒューマニスト写真の系譜に位置図けられる、フォトジャーナリストMarc Paygnardの展示会の為に制作された、85年の自主制作カセットテープ。庶民の日常に向けられたユーモアと親しみに満ちたその眼差しと響き合う、ほのぼのシュールな浮遊感を放つ箱庭スケールの宅録電子音楽集。同写真家によるスリーヴフォトもすてき。大推薦盤!

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Rock And Roll Of Maison De L'Enfance

小規模制作専門のプレス業者として50年代のパリに創設され、そこに集った無名の宅録音楽家、子供楽団、ローカル劇団、自称詩人たちの優れた作品を紹介する地域レーベルへと成長していくLe Kiosque d'Orphée。素人持ち込みの宅録音源をそのままプレスしたような私的レコードも潜む魔境。8歳〜12歳のちびっ子によって、パリ郊外ポワジーの児童センターで結成されたバンドの演奏が収録されている82年の七吋盤。アンプに直結された紙箱ボディの電気ギターなど、演奏している楽器の多くが手製という点も高得点。トライアングルがいい仕事してる『La Paix(平和)』など全2曲。大推薦盤!

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180
180 Marovany / Valiha

アフリカとアジアが交わるマダガスカルの地理的民族的特性を象徴する、ヴァリハ(竹製円筒型)とマロヴァニー(木製箱型)と呼ばれる東南アジア由来の伝統ツィターの響き。人類学者/民族音楽学者Xavier Bellengerによって現地で録音され、同氏によって設立された独立系レーベルGREMから発表された85年作。まずは、南部に住む農耕放畜民族マシコロの人々による、トロンバと呼ばれる神仏との交信儀式の為のマロヴァニーの演奏から。何処までも昂まっていく反復と転調の綴れ織りにもっていかれる、心地良い陶酔感に満ちた爪弾きミニマル。よりアジアが鮮明になるヴァリハの響きもサイコー。大推薦盤!

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Changing Seasons

ベトナム戦争の後遺症に苦しみながら質屋の店先で手に取ったヴァイオリンで演奏を始め、Leroy Jenkinsとの出会いを経て70年代ロフトジャズムーヴメントの最前衛で活躍、その後10年間に渡ってSun Ra Arkestraでも活動したヴァイオリン奏者Billy Bang。日米地下音楽の最深部を媒介する、異能音響エンジニア杉山和紀の自主レーベルBellowsに残された81年作。William Parker、土取利行、河野雅彦を迎えて録音された、四季の移ろいをテーマにした全4曲。まずは、ゆらりと青白く揺れる鬼火のような冷たい熱を放つ一曲『Summer Night (With Crickets)』から。大推薦盤!

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180
180 In Die Nacht

Conrad Schnitzlerと並ぶ、ドイツ電子音楽進化史の歪みから現れた宇宙人的存在Asmus Tietchens。脳みそエクササイズに最適な謎の音響抽象画が大半を占める同氏の膨大なディスコグラフィーに在って、なんとも云えない歪んだポップセンスが露呈している、80年代にかけてSky Recordsにおいて発表されたシリーズの一枚となる82年作。まずは、後に立ち上げるひとり覆面企画Hematic Sunsetsを想わせる亜空間トロピカル『Regenwald(熱帯雨林の意)』から。シリーズコンプリートして並べて飾りたいアートワークはご本人作。一部コレクターの間で珍重されている希少なPallasテストプレス盤。大推薦盤!

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Nuclear Cafe

イリノイ州ゲイルズバーグの自宅地下室で録音されたという、Alan Nelsonなる無名の潜伏音楽家による84年の自主制作盤。The Immortal Mice Menなるグループでも活動していたようですが、その他の情報はほとんど無し。R. Stevie Mooreあたりを彷彿とさせる、こじれたお手軽感と天然の前衛志向、そこに産業社会に向けられた痛烈な批判的精神が際どい情緒を添えている良質のアウトサイダーポップ。ミニマルシンセ調の『Paper Towels』、もつれるビートに騒音コラージュを差し込んでくる謎センスに脱帽の『Luv And Danse』など、稀なバランス感覚を堪能したい全11曲。大推薦盤!

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180
180 Africa Sanza

リズムボックスやシンセをもりもり導入した80年代にかけての電子アフロワークスをまとめた永久保存コンピが次々にリリースされ、世界中で再評価の嵐を巻き起こしたカメルーン出身の鬼才Francis Bebey。自主レーベルOzilekaに残した82年作。サンザと伝統楽器をお供に、アフリカ大陸奥地の風景を巡る巡礼旅仕立て。ピグミーをはじめとする諸部族の音楽から培養された豊饒なポリリズム感覚に包まれる全8曲。多重録音の魔法が駆使された、五感に染み渡ってくるようなオーガニックな空間づかいも圧巻。試聴は、静かに満ちていく爪弾きの綴れ織り『Kapsiki』から。全編めちゃくちゃソウルフル。大推薦盤!

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Wayne Horvitz


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