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Oiseaux Parleurs = Говорящие Птички

フランスやアルメニアを拠点に、脳性麻痺や自閉症の子供たちのための応用的な音声療法やジェスチャー療法の開発に取り組んでいる、モスクワ出身の作曲家/指揮者Kamil Tchalaev。世界各地の民族楽器やサウンドオブジェクトの収集家であり、自らも創作楽器を制作するという同氏の独自過ぎるエスノマインドが色濃く投影されている98年作。脳内辺境奥深くを彷徨う謎民族音楽から、シベリアのシャーマニズムと四次元交差するイマジナリー儀式まで、マージナルな響きに満ちた全13曲。唄っているのは、前衛詩人/ソングライターAlexei Khvostenko。00年発表のカセットテープ版。大推薦盤!

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180 Atto IV

Vladimir Chekasin、Vyacheslav Ganelinと共に、旧ソビエト末期にかけての空前のジャズ大進化期をぶっちぎりで先導し、その後も演劇、ダンス、インスタレーションアート、映像、その他もろもろに接続された極めて独創的な拡張実験に取り組んでいる、リトアニアの特殊打楽器奏者Vladimir Tarasov。その哲学がダイレクトに投影されたソロシリーズ『ATTO(Actionの意)』の90年の4番。淡々と打ち返すミニマムなシンセシークエンスの連なりを共演者に見立てた、音響と空間、思考とリズムの第六感的対話。オリジナルLPと共に入手困難になっている94年のCD版のデッドストック発掘!大推薦盤!

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Mana 689 - New Music Indonesia Vol. 2 (Central Java)

知られざる現代インドネシア音楽の異才たちの仕事を世界に紹介した、米Lyrichordのコンピシリーズ。第二弾となる89年の中央ジャワ地方編。まずは、『疲れ果てて意識を失うまで打つべし…さもなければ死!』との演奏指示が曼荼羅状に書き記されたカリグラフィスコア(ジャケ裏面)もヤバい乱調ドラムから。作者は、言語、宗教、文化を超えて多民族間を結ぶ革新的な作曲に取り組んでいる鬼才Wayan Sadra。伝統の歌唱法に、ブリキ板やビー玉といったファウンドオブジェの響きを取り入れたミスティックなサウンドスケープは、伝統に接続された実験的な取り組みで知られる巨匠Pande Made Sukerta。大推薦盤!

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180 F/Ear This!

反戦、社会闘争、エコロジー、フェミニズム、映画、音楽といったテーマを扱うイタリアのアナキスト誌『A/Rivista Anarchica』の協力のもと、その活動に賛同する面々が各国から参加し、レコード二枚、ゼロックスアートブック一冊を含む総合メールアートコンピにまとめ上げた87年作。Look De Bouk、Annie Anxiety、Limpe Fuchs、Nurse With Wound、Die Form、Possession、Din KIng他という無敵な音楽面に加え、ヴィジュアル面もVittore Baroni(ex Trax)、Al Ackermanらの強力な作品がずらり。試聴は、未だに本盤でしか聴けないオランダの二人組Two Toneの一曲から。大推薦盤!

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Step

サウンド、ヴィデオアート、詩、演劇といったマルメディアを志向する貪欲な創作エネルギーの迸りをネズミのイメージに擬えた『RAT』と称するポストモダン的パフォーマンスを繰り広げた、イタリア北西部の都市ジェノヴァを拠点とする電子音楽家/パフォーマーMarco Cacciamani。自主カセットテープレーベルSquit Tapesの1番として発表した83年作。ヴィデオアート作品として発表された『War Kitchen』と『Neon Folks』のサウンドトラックを収録。宅録の音情が滲む電子工作的ミニマルから、電子音の乱反射に覆われた全方位コズミックマインドミュージックまで全6曲。大推薦盤!

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180 Skugga Kommer

一線のミュージシャンを従えてロックコンサートばりの音楽的ライヴパフォーマンスを行うことでも知られる、スウェーデンの詩人Bruno K. Öijer。86年にリリースされたこの作品にも、Archimedes Badkarの作品に関与するアコーディオン奏者/シンセ奏者Brynn Settelsをはじめ、ギター奏者Kenny Håkansson(ex Kebnekajse)、チェロ奏者Mattias Helldén(ex Bitter Funeral Beer Band)といった強力な面々が参加。ご本人的にはBob Dylanを意識していると思われますが、実際は変態ディスコ期のBrion Gysinをどうにかした感じのアウトサイダー系なぞなぞシンセな仕上がり。大推薦盤!

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Kontsert-Fantaasia "Metronoomia"

エストニアの伝統的な民謡から抽出された独特の和声感覚とジャズモードを結び付ける実験に取り組んだ、同国におけるご当地ジャズの開拓者Uno Naissoo。教育者として後進の育成にも力を尽くし、民謡ジャズグループCollageをはじめとする次世代の革新的グループの道標となった人物。同氏が率いたグループMetronoomによる64年の七吋盤。軽妙洒脱なスウィング感と、ふらふら逸れてく危うい浮遊感を同時に醸し出してるマジカルなアンサンブルに引き込まれる、めくるめくジャズファンタジア『Metronomia』収録。その他、民謡を基にした『Improvisatsioonid Eesti Teemale』など全3曲。大推薦盤!

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180 An Introduction To Music Of New Guinea

西メラネシア民族音楽の研究家Ray Sheridanによって録音された、同地域に住む先住民族の音楽を現地録音したものとしては最初期の一枚となる58年作。超希少盤となっている豪オリジナル盤に次いで発表された62年の米盤。まずは、自然環境と融合した豊饒な音楽マインドを感じさせる、ピグミーのウォータードラミングに似たセピック族の儀式風景から。信仰の対象となっているワニの鳴き声を表しているという、リズミカルに川面を打つ筒状の木材と原始的なパンパイプのアンサンブル。その他、宣教師によってもたらされた西洋音楽との交わりが長い時間をかけて変化したハイブリッド合唱も。人類音楽遺産!

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Metric

Sun City Girlsの自主レーベルMajoraにおいて、Dadamahと共に紹介されたニュージーランド発独自進化系アングラロックの極北であり、オルタナティヴを模索するUSアングラシーンに海を越えて大きな影響を与えたグループDead C。その中心人物であるギター奏者Michael Morleyの別働名義Gate。本国でのみ流通した91年の希少な自主カセットテープを、92年にMajoraでLP化したもの。ミニマリズムの極端な解釈をもとに、轟音ギターの爪弾きを敷き詰めたサイケデリックな音浴空間。轟音の波間から物憂げな歌の残骸がゆらりと立ち上がってくる瞬間の煌めきに打たれる『Opening My Arms』他全8曲。大推薦盤!

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180 Вечерний Арбат

出生地でもある隣国アゼルバイジャンの首都バクーの音楽院で学び、同国に息づく固有の伝統と、ジャズをはじめとする多国籍都市の文化に影響を受けながら才能を開花させた、タゲスタンの作曲家Murad Kazhlaev。御年90歳となる現在も、作曲家として、教師として、若手の育成に取り組む巨匠。副題に『ジャズとダンスミュージック』とある77年作。絢爛豪華なジャズオーケストラを率いて繰り広げる、五部構成の大曲『タゲスタン組曲』収録。サイケ&エキゾな迷宮的グルーヴと、容赦なく降り注ぐ過剰盛りなオーケストラの煌めきにクラクラきちゃう圧巻の仕上がり。ジャケ裏のポートレートもいい感じ。大推薦盤!

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Souvenir Of Curacao

19世紀にヨーロッパからベネズエラを経由してキュラソーやアルバといったオランダ領アンティル諸島に伝えられ、島の民間伝承と融合して独自進化を遂げる、手回し式シリンダーオルゴール"Cahi' Orgel"。El Galloなるオルゴールづかいによる60年代の現地盤。オルゴールというと、ヨーロッパでは余興の道具や調度品となって音楽史の表舞台からとうに退いているのに対して、ここでは未だバリバリの現役。しかも、演奏時にリズム担当のグイラ奏者を伴うスタイルも含めて、どちらかというと音楽再生機というより楽器に近い使用感。ガチャガチャと騒々しいぽんこつな鳴りとカリブのリズムが交わる全12曲。大推薦盤!

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180 The Psyche

終息したかに見えたNYのフリージャズに、青白く燃え上がる鬼火のような冷たい炎を灯したロフトジャズムーヴメントを象徴するグループ、The Revolutionary Ensemble。ヴァイオリン奏者Leroy Jenkins、ダブルベース奏者Sirone、そして様々な楽器を単独で複層的に操る『多次元ドラミング』と称する実験に取り組んだ異能打楽器奏者Jerome Cooperという、現代的なアプローチでフリージャズを再定義する三名の異才によって吹き込まれた75年作。アナーキーなドス黒さの中に有機的なテクスチュアを感じさせる、極めて高密度な音楽空間。本盤をリリースするために設立した自主レーベルより。強力!

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Musiques Vertes

仏南東の農村に古代より伝承される、ダンスミュージックの伴奏や子供の遊び道具として用いられたという、植物やその種子を素材とする手製音具の響きが収録された82年の12吋盤。戦争によって伝承が途絶えていたこの音具を『緑の音楽』と銘打って調査復元し、音楽を通して自然と人を結ぶゲーム仕立てのレクリエーションとして再構築するという交流プロジェクトの模様。子供やアマチュア音楽家で組織された"緑の音楽団"の謎プリミチブな演奏を基に、ミュージックコンクレートばりの音響錬成術を繰り広げているのは、作曲家Jean-Yves Bosseur。鳥類学者Jean-Claude Rochéによる録音。大推薦盤!

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180 Senoufo - Musiques Des Funerailles

固有の言語、死生観、精霊信仰などに基づく独自の文化を持つ、西アフリカ(コートジボワール北部・マリ南部・ブルキナファソ南西部)に住むセヌフォ人の支族、フォノンベレ族採訪。フォノンベレ族の社会的基盤となっている伝統的な音楽葬の模様を全編に収録した84年作。葬儀といっても暗い感じは全くなく、祝祭的な雰囲気の中で数日間に渡って昼夜問わず踊り歌い明かすという、村をあげての一大葬式フェス。まずは、巨大な瓢箪の共鳴胴を備える単弦ハープのオーケストラによる、仮面舞踏を伴う圧巻のパフォーマンスから。臨場感あふれる録音で五感に迫ってくる陶酔の輪舞。サイキック!

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