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巨大な板金の帆によって響鳴する自作の音響彫刻スティールチェロを用いたサウンドパフォーマンスを軸に、絵画、詩、彫刻、演劇、映画といったマルチメディアに相互接... |
気鋭の即興演奏家としてジャズシーンで活躍した70年代を経て、80年代以降はサウンドアートや音楽療法の分野へと踏み込んでいくドイツの異能打楽器奏者Michael Jüllich... |
72年にエッセンのグルーガ公園で行われた『ライン・ルール地方の情景』と題した現代美術の展示会において、チリ出身の作曲家Juan Allende-Blinによって緑地の池に建造さ... |
ベルギーにおけるポストミニマルを代表する作曲家のひとりWim Mertensのグループ名義Soft Verdict。同作曲家の最も実験的な作品であり、クレプスキュールの中でも異質な存... |
電子音楽の詩人ことAlvin Lucierの代表作のひとつに挙げたい80年のレコード。79年に行ったサウンドインスタレーションの模様を二枚のレコードに... |
NYにおけるインターメディアアートの前線拠点となっているExperimental Intermediaのディレクターであり、80歳を超えてなお、響きの現象をひたむきに追及し続けるミニマリズム... |
インド古典声楽、モンゴルのホーミー、チベットの声明といった世界の超絶唱法を統合した音声ドローングループPrima Materiaの仕掛け人であり、Maria MontiやRoberto Donn... |
現代音楽や実験音楽の文脈とは無縁の地平から、響きの最深到達点を更新した男Harry Bertoia。ペンシルベニアの森の工房で黙々と制作された、ミニマルな造形美と音響性能を兼ね... |
Jorge Lima Barreto(ex Anar Band)とVitor Ruaによってポルトガルで結成されたTelectu。ポルトガルにおける様々な文化事業の拠点となっている国際文化センター(CNC)創... |
部屋の中のある一点に45分かけてズームする構造映画の名作『波長』で知られる、カナダの作家Michael Snow。その音楽版とも云える75年の二枚組。リリースは、ミニマリズムの殿堂として... |
パキスタンの器楽音楽を紹介した75年のご当地盤。目玉は、一弦楽器エクタラの異次元の使い手として50年代パンジャブの路上で発見された、イスラム神秘主義の謎の吟... |
ミャンマーと国境を接するインドの東端に位置するナガ丘陵に暮らす先住民族ナガ族。長い間インドからの独立闘争を続けている政情不安もあって、ろくに研究もされないまま謎に包... |
独自の高度な音楽様式を持ち、かつて首狩りの風習もあった台湾の先住民族の音楽を収録した74年のレコード。録音は、テープレコーダーも無い時代に蓄音器式の録音機材... |
世界有数のインターメディアアートの発信地であるストックホルムのアーティストスペースFylkingen。同組織の主宰による、新しい音楽とメディアアートの祭典に関連して開催... |
メンバーそれぞれが、吸血鬼、死神、狼男、ゾンビ、ミイラの姿に扮した、やたらと手の込んだイタリア発のオカルトメタルバンドDeath SS最初期のメンバー(死神役)であり... |
『線の音楽』の方法論に則って作曲された『視覚リズム法』収録の76年作。まるで壊れた自動演奏みたいな点と線のちぐはぐな連なりが少しずつ形を変え、何処か遠い... |
Steve Roachが80年代にかけて行った、地球時間を辿るオーストラリア大陸巡礼の旅から生まれた90年の作品。旅で得た環境音を基にした音響風景に命を吹き込... |
70年代の初期Popol Vuhにタンブーラ奏者として参加、80年代にかけての東方巡礼の旅を経て、ペルシア伝統楽器をはじめとする民族楽器もろもろの響きと電子音響を結びつけた... |
西側音楽史における数十年分の進化実験の成果がわずか数年のうちに脈絡を無視して同時噴火していた80年代末期旧ソビエト地下音楽シーンから現れた鬼... |
異文化の狭間で育まれた豊かなフォークロアから錬成されたブルガリアの合唱芸術を堪能できる一枚。ブルガリア南東トラキアの小さな村を舞台に、伝統に寄り添って暮... |