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180 Insound 2 Electronic / Computer Music

ピサ、フィレンツェ、トリノと並んで、イタリアにおけるコンピューター音楽研究の主要な拠点のひとつとなっていた、パドヴァのスタジオCSC(Centro Di Sonologia Computazionale)の成果を全三巻にまとめたシリーズ『Insound』の83年の第二巻。目玉は、Pietro Grossiと並ぶコンピューター音楽の先駆者であり、実験音楽集団NPS(Nuove Proposte Sonore)の創設も含めたその活動と秘蔵音源の数々が時代を超えて再評価を巻き起こしている、作曲家Teresa Rampazzi。ふわふわ転がる綿菓子みたいな電子音の感触が心地よい同氏の電子室内楽『Fluxus』ほか、四名の作曲家による全四曲を収録。大推薦盤!

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Botte Da Orbi

イタリアのプロデューサー/キーボード奏者Roberto Colombo。宛先不明の変態盤ばかりを取り揃えたインディペンデントレーベルUltima Spiaggiaに残した77年作。プログレとザッパを経由して極端に複雑化した多元的作曲構造に、ギミックだらけのグルーヴを偏執的な緻密さで詰め込んだ異形のパッチワーク。打楽器で参加のTony Rusconiをはじめ、Mauro Pagani、Ivan Cattaneoら、総勢40名以上に上る大編成の演奏陣もクセ強め。その後プロデューサーとして成功しますが、本盤を含むUltima Spiaggiaに残した二枚の自身名義作が創造力の絶頂。スリーヴアートもサイコー。大推薦盤!

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180
180 Book / Virtual Cowws

アコーディオンを用いた拡張的演奏の技巧、古典と現代/作曲と即興の境界を無効化する無軌道な好奇心、ダダイスティックな態度に貫かれた不遜なユーモアのセンスでもって、つわもの揃いのドイツ即興シーンにおいて唯一無二の存在となっている鬼才Rüdiger Carl。77年から96年の約20年間の仕事をCD3枚にまとめた、永久保存盤決定の大回顧コレクション。試聴は、Oehlen兄弟との治外法権的アプローチによる宅録シンセグループJailhouseの一曲から。有機的なゆらぎを醸し出しているCowws名義によるグループ即興(試聴3)は、各奏者の単独演奏をミックスする手法で録音されたもの。大推薦盤!

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The Frog Tape

ニューオリンズの伝統的なパーティダンスミュージックのグルーヴを魔改造ハモンドオルガンにぶっ込んで発射する怪人Quintron。気象現象から電子音を生成する気象シンセや、己の唾液を導体とする電子楽器などの斬新過ぎる創作楽器の発明家でもある鬼才。98年に人知れず発表された自主カセットテープを05年にレコード化したもの。こけおどしのB級ホラーグルーヴと、そこら辺の池で録ってきた蛙の鳴き声をミックス。子供の頃のミニマルミュージック原体験といえばこれだった、Bサイド全面収録の蛙の合唱も◎。地下コミックアートカルチャーと接続されたセントルイスの際物音楽専門レーベルより。大推薦盤!

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180 A New Sensation In Sound Vol. 1

作編曲家として数多くの名曲を生み出す一方で、放送用音楽業界を拠点に、ムーグなどのシンセサイザーを用いた電子音楽の制作にも取り組み、イージーリスニング/ムードラウンジの香気と型破りな実験性を備える宝石みたいなディスコグラフィーを残した、イタリアの巨匠Giampiero Boneschi。 その極めて独創的な閃きとアイデアが詰め込まれた名物ライブラリーシリーズの74年の一枚。アブストラクトな即興的爪弾きがなんとも云えない浮遊感を添えている夢見心地のスペースラウンジから、むき出しの原始テクノまで全14曲。放送用音楽屈指の名盤鉱脈である名門ライブラリーレーベルCAMより。大推薦盤!

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Reheated Chocolate Tangos

Pere Ubuを生んだ逸脱ロックの名産地であるオハイオ州クリーブランドの地下シーンから現れた、希代のはみだしロッカーBrian Sands。60年代サイケデリックロックやボウイといったロックヒーローからの影響をこじらせつつ、イノセントな煌めきを放つアウトサイダー的宅録ポップへと斜めに逸れて到達した境地がこちら。底抜けな逸脱志向と高純度のDIYポリシーを拠り所とする友人らとの潜伏活動した自主レーベルBizart Recordsに残された、79年の12吋ミニアルバム(全7曲)。試聴は、『Baby You're A Rich Man』のヘンなカヴァーから。何処までも逸れていくアシッドフォーキーな味わいもあり。大推薦盤!

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180 Premier Feu - Musiques Pour Le Ballet Du Fargistan -

舞台や映画の音楽を手掛ける作曲家/サウンドデザイナーであり、未知音楽探求者の道標となっている自身のブログ『Beyond The Coda』を通して、分類不可能な世界の周縁音楽に深い探求心と洞察を注ぎ続ける、アーキヴィストとしての顔も持つ異才Jean-Jacques Palix。振付師Brigitte Fargesの現代バレエの為に制作し、自主レーベルSongの1番として発表した90年作。プログラミング、作曲、即興を組み合わせる独自の方法論から生み出される、アブストラクトな映像的イメージを伴う現代室内楽の変種全16曲。Ballaké Sissokoとの共演など世界的に活躍するチェロ奏者Vincent Segalが参加。大推薦盤!

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Něžně Ke Světlu / Tenderly To Light

古典と伝統の古層を栄養源に独自の進化を遂げる旧チェコスロバキア発の地下音楽シーンから登場した、特殊チェロ奏者Vojtěch Havelと、妻のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者Irena Havlová。古い民謡や子守唄を想わせる、Irena Havlováの囁くような唄が全編にフィーチュアされている94年作。これほど唄に寄せた作品は他になく、異色とも云えるほどの聴きやすさですが、ゴシック教会の典礼音楽、インド古典のラーガ、ミニマリズム、それらの類似性の探求から醸し出される、それまでの二人の作品に特徴的な無時代的感覚や陰影を帯びた静寂の質感はそのまま。94年のMonitor-EMIチェコオリジナル盤。大推薦盤!

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180 Florida Frog Calls

フロリダ自然史博物館(旧称フロリダ州立博物館)の協力のもと、生物学者Richard A. Bradleyによって78年にまとめられた、同地に生息する蛙の鳴き声集。米国全土を見回しても、フロリダほど多種多様な蛙が生息している地域は他にないのだとか。ピッチを巧みに変化させ、まるで子供が壊れたエレキギターで遊んでいるような鳴き声でコーラスするアメリカアマガエル、小鳥のさえずりみたいな美声で鳴き交わすトリゴエアマガエルなど、フロリダ原産種を含む個性豊かな蛙の鳴き声たっぷり収録。数種の蛙、虫けら、野鳥が鳴き交わす、四季それぞれのフロリダの水辺の風景もあり。ヘルサマーの清涼剤。大推薦盤!

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Swinging Bars / Vulcans Play

現代音楽や実験音楽の文脈とは無縁の地点から響きの最深到達点を更新した異能彫刻家/工業デザイナーHarry Bertoia。ペンシルベニアの森の工房で黙々と制作された、ミニマルな造形美と音響性能を備える美しい金属彫刻の響き。最晩年の78年に全11枚のレコードにまとめられる、『Sonambient』と題した長大なシリーズの一枚。森の木々を連想させる多くの自立型とは異なる、モビール型の音響彫刻を用いた、同シリーズ中最も静謐な作品のひとつ『Swinging Bars』収録。試聴は、馥郁とたなびく余韻の帯から、聖歌や読経を想わせる唄うような抑揚が浮かび上がってくる圧巻の一幕。大推薦盤!

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180 How I Spent My Vacation

宅録スケールの手仕事的スタジオワークに自由なアイデアと探求心を詰め込んだ、Pere UbuのオリジナルメンバーらによるグループHome And Garden。逸脱ロックの名産地であるこのクリーブランドシーンのはみ出しロッカーBrian Sandsの自主レーベルBizart Recordsから発表した、82年の12吋盤ミニアルバム。試聴は、庭先の風景に理想郷的イメージを重ねた『How I Spent My Vacation』から。ミニマリズムとロックが大雑把に融合している『Where We Left Off』は、33回転で地球外ダブにブースト可(試聴-3)。すてきな装画は、同レーベルに謎めいた盤を残している怪人Larry M. Smiley。大推薦盤!

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Music from the Island of Krk, Yugoslavia

独自の音楽文化を維持する、アドリア海北に位置する旧ユーゴスラヴィアのクルク島(現クロアチア)を訪ねた現地録音盤。ドイツの民族音楽学者Wolfgang Laadeによって61年に録音され、人類未知音楽探求の道標Ethnic Folkways Libraryから75年に発表されたもの。収録されているのは、イストリア音階(6音音階)に基づく伝統的な不協和音音楽。めでたい感じが全然しない結婚式の唄や、ソピレと呼ばれるダブルリードの演奏、典礼様式と融合した不協和音ミサなど、西洋音階に馴染んだ耳に強烈な異物感を残す録音の数々。汎地中海性の異郷を色濃く感じさせる響きに中毒確実。人類音楽遺産!

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180 Un Rêve Sans Conséquence Spéciale

脳内辺境奥地のイメージが厚く塗り込められた前作までの崖っぷちマインドミュージックから、ドラム奏者François Augerの参加を得て一気に沸点振り切って独自路線へと突入した76年作。脳天に差し込んでくる感覚の高速痙攣グルーヴ『Toward The Red Line』、やけくそ気味のドラムス乱打に何処でもない異郷イメージを重ねた疑似ガムラン仕立ての『Elephanta』、そんなこんながいっぺんに押し寄せて嵐のような轟音の乱流と化す『Marie Virginie C.』など、過剰の滝に打たれてる気分の全4曲。70年代の名作群の中で最も突き抜けた内容。仏盤に次いでリリースされた独盤。強力!

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南洋・台湾・樺太諸民族の音楽

録音機材が一般に普及していない20年代に自作の写声蓄音機を担いで行われた、本邦初と云われる貴重な現地録音調査の成果が収録されている一枚。22年から始まった、音楽学者田辺尚雄による、南洋・台湾・樺太諸民族採訪の旅をもとに、78年にレコードとしてまとめられたもの。まだ首狩りが盛んに行われていた20年代に録音された台湾山地民族の首狩り祭の唄、南洋ミクロネシアの島々で録音された戦闘踊の唄、樺太アイヌのユーカラなど、嵐のような蝋盤ノイズの彼方から微かに聴こえてくる、音霊宿る唄の数々。番外編として、22年に行った八重山諸島採訪の旅から幾つかの民謡を収録。人類音楽遺産!

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180 Cruising Paradise

出自であるブルースからの逸脱と、ポストフリーを模索する英国ジャズ最前衛との共演を経て、ポリネシアあたりの想像上の南国イメージを拠り所とする個人的なサウンドスケープ探求に着手、還暦間近の90年代の終わりにとうとう脳内辺境最奥の景色に到達し、以来80歳を過ぎた現在も未知なるサウンドスケープを模索し続けている、四次元の旅人Mike Cooper。その脳内旅の模様が刻まれた自主CDRレーベルHipshotから発表された03年作。拡張スティールギターを用いた接触不良気味の爪弾きインプロヴィゼイション全8曲。正体不明の軟体生物眺めてる気分のなぞなぞシュールな亜空間サイケデリア。大推薦盤!

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Чукотская и Эскимосская Музыка

ユーラシア最北東端に住む先住民族の音楽を収録した74年の現地録音盤。フレームドラムの反復リズムを伴う伝統的なシャーマニズムの印象を色濃く残す詠唱は、アイヌとも近縁とされるチュクチ族の音楽。意識下に忍び入ってくるサイキックミニマルなトリップ感覚を堪能したい怪演ずらり。一方、同じく意味を持たない詠唱でありながら、より歌を感じさせるのはシベリア・ユピック族(エスキモー)の音楽。こちらは極東シベリアの雄大な自然に育まれた大らかな歌心が持ち味。美しい伝統紋様のアートワークも秀逸。希少になっている初回バージョンとは配色が異なる77年の後発盤。大推薦盤!

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