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NEW ARRIVAL 8/19 UP DATE 
180 Giampiero Boneschi : A New Sensation In Sound Vol. 3

ジャズと電子音楽の最高に幸せなマッチングの数々を残しているイタリアの巨匠作曲家/キーボード奏者Giampiero Boneschi。その実験室となっていたのが、70年代にかけてCamから発表したこちらのシリーズ。アイデアと実験性にあふれた宝石みたいな全12曲を収録した74年の第三弾。まずは、エンジン掛かりそうでなかなか掛からない『A Narrow Passage』から。続いて、自称南米スタイル(?)の奇妙な原始テクノ『Bats' Dance』、最後は、蛙の鳴き声を擬しているという電子音ギミックが楽しい『Toads' Blues』。BBC Radiophonic Workshopあたりのちびっ子向け電子音楽好きにもおすすめ。大推薦盤!

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Mamma Non Piangere : N.1 (Musica Bestiame E Benessere)

Gruppo Folk Internazionale、Ensemble Havadia、Strumentoconcertoといった、汎地中海性の多文化フォークロアを出発点に大変ややこしい音楽を生み出した一連の先鋭的なグループの最前衛を行く重要グループ。この急進的な動きの前進基地となっていたミラノのレーベルL'Orchestraから79年に発表した作品。童謡や民謡なんかを想わせる人懐っこくてやや間の抜けた唄と、街角楽団仕立ての大道芸風の騒がしさがいびつに積み上げれらた演劇的パフォーマンス。謎かけと諧謔に満ちた奇ミョ〜に歪んだ世界。一連のグループの謎めいた作品群の中でも最も踏み込んだ内容。大傑作!

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180 Joel Chadabe : Settings For Spirituals / Solo

60年代から電子音楽実験の最前線で活躍し、その後音楽ソフトウェアの開発に着手、コンピュータミュージックの最も重要な先駆者のひとりとなった電子音楽家Joel Chadabe。Lovely Musicに残した84年の作品。注目したいのは、『Settings For Spirituals』と題したA面の5曲。ゴスペル歌手Irene Oliverによって70年代に録音された黒人霊歌を、コンピューターに取り込んで再構築するという謎実験の模様。電気回路内を彷徨う霊歌のなんとも云えない甘美な響きにうっとり…。B面は、持ち前の歌心あふれる電子音づかいが堪能できる自演の電子音楽を収録。大推薦盤!

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Alexander Katenin : Monologue Of Thousand Voices

電子オルガンメーカーとして知られるイタリアのFarfisa社によって開発され、その魅惑の佇まいで今尚ヴィンテージ電子楽器コレクターを引きつけて止まない電子アコーディオン『Farfisa Syntaccordion』。全編このSyntaccordion尽くしという、ある意味とてもマニアックな85年のレコード。作者は、ソビエト時代に二枚のSyntaccordionの為のレコードを残した作曲家/シンセ奏Alexander Katenin。モダンムードな共産スペースラウンジミュージック全8曲。自作曲を中心に、Ono Yokoの『Every Man Has A Woman Who Loves Him』のカヴァーも。ジャケはお部屋に飾ろう!大推薦盤!

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180 Walter Smetak & Conjunto De Microtons : Interregno

ブラジルに渡ってバイーア連邦大学で音楽教師として教鞭を執り、Gilberto GilやCaetano Velosoといった逸材を育てたスイス生まれの現代音楽家/創作楽器ビルダーのWalter Smatak。御年67歳のときに発表した80年の作品。ひょうたんなどから作られる手製の微分音創作楽器を総動員して録音されたもの。何処までも逸れていく問わず語りな即興で綴られた、なんとも云えない滋味あふれる騒音空間。演奏しているのは、近年とうとう再発された北東産霊性ジャズの傑作で知られるSexteto Do Becoの面々。言われなきゃ楽器とは到底思えない謎オブジェの数々がずらりと配置された見開きインサート完備。大推薦盤!

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Winfried Muhlum-Pyrapheros : Musica Nova Contemplativa

クリスタルや金属を用いた『半透明建築彫刻』なるオブジェや、蛍光顔料を用いた絵画など、光の効果を作品中に取り込んだ創作を60年代から続けている、ドイツの美術家Winfried Mühlum-Pyrápheros。自作のグラフィックスコアを基に演奏されている70年の貴重な音楽作品。絹糸を引くようなヴァイオリンの持続音に、オルガンや打楽器の響きが添えられたミニマル室内楽。ここでもやっぱり空間を引き立てているのは光の気配。ぼんやりと照らし出される陰影の奥深さにすーっと引き込まれていく感覚。ドイツ版とはやや仕様の異なる、同年に書籍出版社から発表されたフランス版。大推薦盤!

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180 Duncan Mackay : Visa

70年代〜80年代にかけて、UKロックシーンでセッションミュージシャンとして第一線で活躍する傍ら、自身名義の作品もいくつか残したシンセ/キーボード奏者Duncan Mackay。自前のスタジオで作曲、録音、音響、制作まで全てDIYで仕上げた80年のソロ作品。内容も他のバンド編成の作品とは異なるミニマルエレクトロ路線。澱みないエレクトロニクスづかいは、同時期ドイツのSkyやInnovative Communication周辺を賑わしていた70年代クラウトロック血脈のシンセシストたちを彷彿。試聴は、『Gin-Sing』『See Sea』『In The Pink』の三曲から。ジャケデザインもいい感じ。大推薦盤!

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Bantu : Bantu

ブラックアフリカ全域に400以上もの民族集団を形成するバントゥー(人々の意)系民族。数千年に渡る移動と定着の中で、土地土地の風土や異文化との交わりによって磨かれた各集団の音楽を、二枚のレコードに纏め上げたもの。Disc1を伝統、Disc2を現代とした構成。試聴は、ここでしか聴けない音源ばかりのローカル色豊かな現代サイドから、まるで民族楽器みたいな弦づかいで手製ギターを奏でるザイール編、続いて、アラブやアジアからの影響が色濃いインド洋コモロ諸島編。カラー写真まで載ってる豪華な造りのブックレットも秀逸。フランスに拠点を置くバントゥー文化センターより。大推薦盤!

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180 Soliman Gamil : Ankh

民族や時代を超越する音楽的旅をテーマに数々の名作を生み出した初期Touchレーベル。その霊的シンボルとも云えるエジプトの作曲家/カーヌーン奏者Soliman Gamil。伝統と古典を踏み越えて、いよいよ古代と前衛とが相容れる前人未到の深みに到達している90年の作品。古代エジプトの霊性を象徴するアンク(エジプト十字)をタイトルとジャケに構え、民族楽器と現代オーケストラの混合編成によって古のエキゾチシズムを重厚なタッチで描き出している圧巻の一枚。全編を覆うドープな音像も異様。初期Touchが模索した音楽的旅のひとつの終着点。ジャケは玄関に飾って厄除けに。大推薦盤!

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Lilis Surjani & Suhaeri Mufti : Rindu Malam

17世紀オランダ植民地時代のバタヴィア(現在のジャカルタ)の中国人街で親しまれた、長い歴史を持つ移民音楽『ガンバン・クロモン』に、当世風の大衆的アレンジを加えて現代版ガンバン・クロモンとして売り出したところ大人気に。60年代(?)と思われるこのレコードも、ギターやオルガンを含む編成で踊れるノリにアレンジされている一枚。古風な味わいも残していて、打楽器の軽妙なビートに乗せて繰り広げる寸劇混じりの男女のコミカルな掛け合いは、もともと大衆芝居や人形劇の幕間に演奏されてたという往時の下町的な賑わいが偲ばれてとってもいい感じ。大推薦盤!

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180 Bernie Krause : Equator

生態系を交響楽団に準え、それまでの環境録音とは異なる新たな耳の視点を開いたBernie Krause。環境録音作品としては最も初期のものとなる86年のカセットテープ作品。出自である電子音楽家の工夫と技術を総動員して繰り広げるサウンドスケープの変種二編。まずは、海の生き物たちの息づかいを楽器に見立てて演奏(?)している、おもしろドープな『Sea Dance』から。ソプラノヴォイスはシャチ、ビートはレッドドラム(ボンというドラム音を出す魚)、ラチェットはフグといった具合。もう一方は、熱帯雨林の濃密な息づかいと電子音が響き合う、心地よい音浴空間『Still Life At The Equator』。大推薦盤!

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Modo + Zigmars Liepins : Ko Mana Iela Mekle Tu? / Spele Vel

ソ連体育スポーツ委員会によって推進された国を挙げてのスポーツ振興と、80年代ソ連邦全土を席巻したエレクトロディスコとが反応した、世相を象徴する名物シリーズ『スポーツと音楽』で知られるラトヴィアの作曲家Zigmars LiepiņšによるグループModo。81年の2曲入り七吋盤(33回転)。もとはサイケデリックなジャズロック路線を打ち出したRaimonds Paulsによって結成されたグループですが、Zigmars Liepiņšに受け継がれてからはシンセが気持ちよ〜く鳴る良質な共産ディスコを連発。まずは、79年にも同じ組み合わせで良盤を残しているMirdza Zīvere嬢をヴォーカルに迎えた一曲から。大推薦盤!

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180 Chelique Sarabia : Revolucion Electronica En Musica Venezolana

50年代から活動するベネズエラの歌手/作曲家Chelique SarabiaことJosé Enrique Sarabia。60年代〜70年代にかけて、ベネズエラで盛んに行われた伝統と現代の融合実験が生み出した71年の怪盤。とても素面とは思えない知覚的な電気づかいと異次元のアレンジセンスで、南米大衆音楽やフォールクローレの古典的名曲の数々をとことん歪め倒す全12曲。このジャケとタイトルだけでもう無条件OKですが、一応試聴どぞ。まずは、ゆら〜りと立ち上がってくる熱帯性のムードと極彩のサイケデリアとが反応している、ひじょーに不穏な味わいの冒頭曲『El Pajarillo』から。ジャケはお部屋に飾ろう!大推薦盤!

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V.D.B. Joel : Digital Project

地球時間を自在に行き来する類稀な妄想力でもって、人類登場以前の始原の地球から遠い未来の廃墟都市まで股にかける四次元の旅人。足掛け10年にも及んだこの時間旅行の足跡が残された名門ライブラリーレーベルColoursoundから、87年に発表した作品。80年代後半にかけて多くなっていく、電脳風景をテーマにした電子音楽作品のひとつ。無重力気分の極上コズミックエレクトロから、即興的な打ち込み実験工作まで、21世紀のエレクトリックミュージックの予言が詰まった圧巻の全15曲。このシリーズのジャケはどれもいいのばっかだけど、これは特に最高なやつ。大推薦盤!

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